「加圧トレーニングやウエイトトレーニングもやったけど、正直しんどくて・・・」
「若いときは平気だったけど、歳を重ねるごとに継続は難しいかも・・・もっと楽にスタイルを維持したい」
といったお悩みで先日、レッスンにご参加いただいた方がいました。
その方にパーソナル（個人）レッスンで、ピラティスとヨガを組み合わせたレッスンをさせていただきました。

すると、「自重トレーニングで十分なんですね！！」「加圧よりも効いてる感あります！！」とご感想いただきました。

その人の苦手な動きや弱い部分をピンポイントで使うので効いてる感に違いがあるのです。

便利な道具や乗り物、ライフライン・・・あまり体を使わなくても楽に生活できる時代ですよね・・
一般的に現代人は筋力がかなり衰えていて、正しい体の使い方ができなくなってきています。
それによって体のゆがみや痛み、凝りが生じます。

だからといって、月に1～2回2時間ジムに行って鍛えるそのほかの日は放置・・・
という運動習慣よりは、

・毎日気づいた時に自分の体の使い方に注意を向ける。
・自分の気持ちいいと思える運動を取り入れる。
・自分の苦手な部分を動かしてみる。
・疲れをリセットするように体を調整する。

というように自分のライフスタイルに合った取り入れ方で無理なく体を使う意識を持つことが大切だと感じます。

実際、私が運動指導してきた人々を比べてみても、日常で小まめに体へ意識を向ける人とそうでない人では、
明らかに前者の方が早く結果が現れています。
しかもその結果は若くても高齢の方でも同じです。

レッスンの時だけ、リハビリの時だけ頑張るという人が変わらないというわけではありません。
時間はかかりますが、運動した分確実に変化はあります。
その人の理想の体を定着させるためには、やはり自分で自分の体を観察、調整する必要があるなと感じます。

どんな目的でトレーニングするにしても、体の使い方を変えるのが一番いいと思います。
たとえば、
・太ももを細くしたい
・下腹をひっこめたい
・背中の肉をどうにかしたい
・二の腕が・・・
などなど人それぞれ悩みはあると思うんですが、全部自分の体の使い方の結果が体型に現れています（怖）

普段「休め」の姿勢で立つ癖があるなら、太ももやお尻が外側に張りやすい。
つい前に台があるとお腹を当ててもたれかかってしまう。
つい前のめりの猫背姿勢でスマホばっか見ちゃう。

そういう時間があっても全然いいんだけど、時々リセットするように体を伸ばす。正しい位置に体を戻す意識が大切です。
隙間時間で小まめに取り入れて見てください。

体を変える近道は、日常で何回体に意識を向けるかです。

「気づいたら、また肩をすくめてパソコン打ってた・・・」
など気づくことが第一歩です。

まずは自分の癖を観察することから始めて見てください。

・・・といっても自分で自分を観察するのは難しいという人も多いはず！！
そういう人は、ぜひ地元のインストラクターや理学療法士に相談してみてくださいね。